院長あいさつ
専門分野の治療が得意なのは当然のこと。
専門外でも満足していただけるクリニックでありたい。
1981年5月28日に医師免許証を下附され、30数年が経過しました。この間、主に名古屋大学病院などで関節リウマチや変形性関節症に対する手術治療を中心に研鑽してきました。
2010年ひので整形外科を開設してからは、さまざまな症例を経験してきました。例えば5歳児の症例では、発症初期は関節痛のみでしたが、後に特徴的な下肢の発疹でシェーンライン・ヘノッホ紫斑病と判り、小児科の知識が試されました。女性の腰痛の場合は婦人科疾患の存在を、思春期の難治性の腰痛では腰椎原発の白血病などの存在を失念することはできません。専門分野における治療が得意なのは当然です。しかし、経験年数を多く重ねるほど、「専門・専門外」などと言ってはおられず、専門外の治療でも患者さまに満足していただけるクリニックを目指しています。
また、20数年前に身体障害者福祉法の指定医に認定されて以来、四肢の不自由に関する身体障害診断を行っています。先日も両股関節痛のため来院された中年女性の方を診断すると、変形性関節症の進行期で「身体障害4級」に該当することが分かりました。その方は「えっ、私は身体障害者だったんですか。どうりで…」と、今までのご苦労を思い出されたのか涙ぐんでいらっしゃいました。身体障害者の方には、各市町村によってさまざまな行政サービスが受けられるので、まずはお気軽にご相談していただきたいと心から思います。
最後に、当院は豊田市内のトヨタ記念病院、豊田厚生病院をはじめ、名古屋大学病院、愛知医科大学病院、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院などと病診連携しており、より専門性の高い治療・先進医療をご希望の場合は紹介させていただいております。
今後も地域の皆さまのお役に立てるように改善・前進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
ひので整形外科 院長 紙本 寛
プロフィール
- 1981年
- 自治医科大学 卒業
三重県立総合塩浜病院(現 三重県立医療センター) - 1983年
- 鳥羽市立長岡診療所
- 1985年
- 町立南伊勢病院
- 1987年
- 三重県立総合塩浜病院 整形外科(現 三重県立医療センター)
- 1988年
- 大山田村(現 伊賀市)国保診療所
- 1990年
- 名古屋大学医学部附属病院 整形外科
- 1992年
- 津島市民病院 整形外科医長
- 1994年
- 名古屋大学医学部附属病院 整形外科
- 1995年
- (医)愛生会 総合上飯田第一病院 整形外科部長
- 2001年
- (医)豊寿会 斉藤病院 副院長
- 2010年
- ひので整形外科 開院
資格
- 日本整形外科学会 専門医
- 日本リハビリテーション学会 認定臨床医
- 身体障害者福祉法 第15条指定医